グドイベ!投資や資産形成を中心にライフハックを目指すブログ

グドイベ!(Good Investor!Good Event!)なんとか準富裕層へ到達。長期目線では米国株式を中心にインデックスを積立中、中短期ではシストレの売買で資産を積み上げ、長期投資の原資を増やす作戦。仮想通貨もウォッチ中。経済的自由を達成する道半ばを楽しみながら投資に取り組んでいます。ブログ記事は興味があるもの多数につき多岐にわたります。

仮想通貨の運用先が見つからない

仮想通貨の運用に関して
https://www.sbivc.co.jp/services/staking

ビットコインをはじめとした仮想通貨(暗号資産)の運用先にここしばらく悩んでいます。

値上がりを期待して仮想通貨を保有しているのですが、基本的に国内の取引所に置きっぱなしとなっています。そのため特に運用とかをしていません。

昨年はFTXを利用しておりFTX Earnを利用することで利回りを得ることができていましたが、例の大事件が起きましたので運用ができなくなりました。運用はできなくなりましたが、仮想通貨が返ってきただけでもよかったです。

仮想通貨の運用という点ではレンディングが思い浮かびますが、昨今の利回りは中々に渋いです。というか、多くの国内取引所では枠が一瞬で埋まってしまいキャンセル待ち状態です。

例えばHashHubのレンディングですと9月の金利はこちら。0.5%まで低下しています。

また、SNSを眺めていると10%という利回りのレンディングサービスを提供している企業が紹介されています。信頼性とかを調べていませんが、なかなか信頼するのが難しいところです。今の時代に10%を超える利回りをどのように確保しているのかという...

結局、ETHに関してはSBI VCトレードのステーキングサービスを利用することにしました。

特別な手続きは必要なく、SBI VCトレードに預けるだけでステーキング報酬がもらえます。ETHであれば2023年8月時点で3%の利回りです。

ステーキング報酬の推移
https://www.sbivc.co.jp/services/staking

ただ、ステーキングサービスですのでBTCとかは当然対象外です。いまだにBTCの運用方法に関しては妙案がない状況です。

DeFiとか高度なことをやれば方法は見つかるかもしれませんが、そこまでは考えていません。BTCを失うリスクを極力小さくして運用したいところです。(だったら、黙ってウォレットに入れておけと言われるかもしれませんが、せっかくなら寝かせておくだけでなく運用益を取れないかなと思ってしまう次第)

もう一つの案としてはややトレーディング要素を入れるとかでしょうか。

トレーディングまで候補に入れるのであれば様々な手法が考えられるかもしれませんが、仮想通貨を証拠金としてトレードに利用するという形です。(代用FXならぬ、代用ビットコイン)

うーん、手間を考えると中々難しくて答えが出ません...

Zaifでパスワード初期化時の本人確認(口座情報確認)が上手くいかない人へ

パスワード管理は厳重に...

自分がハマったので備忘録的に残しておきます。

ものすごく久しぶりにログインしようとしたらパスワードが分からなくなってしまったので、初期化の手続きを行いました。

登録しているメールアドレスに初期化のためのリンクが送信されてくるのはよくある流れです。が、本人確認のために出金先口座の情報が求められます。ここでハマりました。

どう考えても合っているはずなのですが認証が通らず。結果としては微妙な記載揺れが原因です。

具体的には以下。

  • 銀行、支店は不要(〜銀行、〜支店の際に、”銀行”、”支店”は記載不要)
  • アルファベット部分は大文字だった(少なくとも自分が利用している銀行は。すべてが該当するかは当然試せないので不明)

ということで、もし初期化できないぞという方はこのあたりを注意してもらえると良いのかもしれません。

参考リンク

FTX JPに預けていた仮想通貨が出金されました(返還されました)

衝撃のFTX事件から...

仮想通貨ネタです。

昨年末に起きたFTXの破産事件ですが、私も影響を受けた一人です。幸い、預けていた仮想通貨の額としてはそれほど多くはありませんでしたので諦められるという額ではありましたが、今回なんとか手元に帰ってきました。本当に運が良かったと思います。

現在、まだ返ってくる気配がない人もいるようです。FTXJPの使い方等諸条件によっては返還対象ではないという話が出ているようです。なんとか皆さんのもとに返って来るとよいのですが...

一応、私の手元に返ってくるまでの履歴を記載しておこうかと思います。改めてですが、、このような際には様々な観点で分散は大事と感じます。

Liquid Japanからの連絡に関する時系列

2023/02/07【重要】Liquid Japanの口座をご利用のお客様へのご案内

まず2/7に近いうちに出金の準備が整うというメールの案内がありました。それ以前にもそのような準備をしている旨のメールは来ていましたが、ここから記載していきます。

現状のご報告
FTX JapanおよびLiquid Japanでお客様からお預かりしております資産については、
2月中にLiquid Japanを通じて出金・出庫の準備が整う予定です。

(中略)

残高の確認と出金・出庫のお手続きについては、追ってご連絡申し上げます。

2023/07/07 【重要】当社におけるお客様の資産の管理状況等について(2月7日時点)

同じく2/7に資産管理状況に関する説明のメールも来ています。暗号資産と法定通貨の管理状況に関して記載されていました。

2023/02/08【重要】Liquid Japanの口座開設に関するご案内

翌日、口座開設の案内がきました。Liquid の口座と FTX の口座を連携することによりFTXの資産をLiquid経由で出金するということで、持っていない人は口座開設をするようにという内容です。このタイミングで何年かぶりにLiquidにログインしました。(MFA突破に苦労しました)

現状のご報告
FTX JapanおよびLiquid Japanでお客様からお預かりしております資産については、
2月中にLiquid Japan Web版を通じた出金・出庫の準備が整う予定です。
これには、Liquid Japanの口座とFTX Japanの口座の連携が必要となります。

移管準備について
《Liquid Japanの口座をお持ちでないお客様》
Liquid Japanでの口座開設が必要になります。
対象のお客様は、以下のリンクからLiquid Japanの口座開設及び本人確認(eKYC)の手続きをお願いします。
本人確認(eKYC)が完了後、FTX Japan口座とLiquid Japan口座を連携するためのリンクが送られます。

《Liquid Japanの口座をお持ちのお客様》
既にLiquid Japanの口座をお持ちのお客様が新規登録をした場合、
当社側で重複口座に関する処理が発生します。
この処理には時間がかかるため、資産の返還が遅くなる可能性があります。
口座の有無が不明のお客様は、 カスタマーサポートにお問い合わせください。

2023/02/13 【重要】当社におけるお客様の資産の管理状況等について(2月13日時点)

2/7のメールと同じ内容ですね。2/13時点の情報でアップデートされて送付されてきました。

2023/02/16 【重要】残高確認と資産移管に関するメール配信について

ついに資産移管に関する連絡がきます。

さて、お客様への資産返還の準備として、対象となる残高をお持ちのお客様には、
FTX Japan口座の残高確認とLiquid Japan口座への資産移管に関してメールを送信しています(※)。
重要な内容となっておりますので、必ずご確認と必要な手続きを実施されるようお願いします。
なお、出金・出庫の開始については、準備が整い次第ご案内するように致します。

※こちらのメールの送信処理には時間がかかる場合がありますので、ご承知おきください。

2023/02/20 【重要】法定通貨の出金および暗号資産の出庫のサービス再開のご案内

出庫サービスが2/21の正午から再開する旨の連絡がきます。

これまで準備を進めて参りました、法定通貨の出金および暗号資産の出庫サービス(以下、「出金・出庫サービス」といいます。)を、
2023年2月21日正午(日本時間)より再開いたします。

出金・出庫サービスは、Liquid Japanを通じて提供されます。
FTX Japan口座に資産をお持ちのお客様は、当該サービスのご利用に際して、
FTX Japan口座の資産残高の確認の上、Liquid Japan口座の開設・確認
(Liquid Japan口座をお持ちでないお客様は、口座開設が必要になります)と
Liquid Japan口座への移管の手続きが、必要となります。
対象のお客様にはメールでご案内しておりますので、未完了のお客様におかれましては、
メールのご案内に沿って手続きを済ませてから出金・出庫サービスにお進みください。

2023/02/20 【重要】出金・出庫サービスを開始します

同日に同じような内容のメールがもう一通きています。このあといよいよ手続きです。

これまで準備を進めて参りました Liquid Japanを経由した出金・出庫サービスを日本時間2023年2月21日正午より開始します。

《FTX Japan口座について》
事前に残高確認とLiquid Japan口座への資産移管の手続きが必要となります。

《Liquid Japan口座について》
以前と同様に出金・出庫が可能になります。

私の資金が出金されるまでの時系列

以下は、私の暗号資産が手元に着金するまでの流れです。

  • 2023/02/21 12:30頃:FTX Japan口座とLiquid Japan口座の連携が完了
  • 2023/02/21 16:00頃:FTX Japan口座の残高確認及び残高移管の申請を実施
  • 2023/02/21 16:20頃:FTX Japan口座からLiquid Japan口座へ残高の移管が完了
  • 2023/02/22 00:30頃:BTCの出庫申請を実施
  • 2023/02/22 18:30頃:BTCの出庫申請が承認

以上のようなスケジュールでスムーズに出庫申請の承認まで進みました。その後、程なく着金も確認できています。

2023年の仮想通貨は淡々と積立継続くらいかな...

2023年の仮想通貨投資に関して
2023年の仮想通貨投資に関して

新しい年ということで今年はどのような戦略で投資を進めていくかを悶々と考えています。先日、以下の記事で2022年の振り返りと2023年の抱負みたいなことを書きましたが、仮想通貨に対する深堀り的な感じです。まぁ戦略というほどの内容ではないです。はい。

2023年版・ド初心者向け暗号資産投資の始め方

こちらの記事が少しバズってましたね。たまにこのような仮想通貨の稼ぎ方や考え方をまとめてくれる方がいるので見つけた際には参考にさせて頂いています。というのも仮想通貨の情報を集めるのが非常に大変なので...

2017年くらいのときはかなり仮想通貨界隈にDeepDiveして情報を収集していたのですが、最近はそのパワーがないですね。忙しいというのもありますが、仮想通貨の盛り上がりも落ち着いて(というか全く無い?)時間をかけたからその分稼げるという市況でもないです。

このようなタイミングで適切な努力をした方が次のチャンスをモノにするとは思うのですが、他にやるべきこととの天秤ですかね... あまりに細かいプロダクトやサービスが増えすぎて追えないです。

2023年版・ド初心者向け暗号資産投資の始め方にもある通りなのですが、ここ2年くらいはBTC、ETHくらいしか投資をしていません。(一部、昔から塩漬けしているコインはあるけど)結局の所情報を追いきれないという話と、有象無象の当たり外れが激しいこともあり、最終的に生き残る可能性が高いであろう、BTCとETHを対象にしています。方法も積立ですね。GMOコインやFTXで行っていました。(FTX....)

折角BTCを保有しているので働いてもらうとレンディングとかも実施していましたね。FTXではFTX Earnを利用して増やしていましたが、見事にくらいました。まぁ全部を預けてなくてよかったです。本当に。(分散は大事)

レンディング系も厳しい状況になっている中ですが、今年は以下の方針で進めようかと思っています。

BTC・ETCの積立投資

これはまぁ引き続き行います。やはり仮想通貨の可能性というのもあると思いますので。今年はまだ厳しい状況が続きそうですが脳死で積立を続けておきます。

BTCFX(代用FX)

こちらは以下のブログを読んで知ったものです。

通常、BTCFX等の証拠金トレードを行う際には現金などの証拠金が必要になるのですが、BTCが証拠金として利用できるというものです。折角積立でBTCを貯めていますので、こちらを証拠金にしつつ追加のトレードをおこない稼いでしまおうというものです。

BTCを証拠金にして売りトレードを行う手法ですので、下落時には利益が増えます。上昇時は保有するBTC以下の売りトレードにしておけば、現物の上昇分が勝ちますのでこちらも利益(評価価値)が増えるというものですね。

レンディングと合わせてこちらの手法を利用させていただいていたのですが、今年は良いレンディング場所が見つからなければこちらが積み立てたBTCの運用先の主体になるかもしれません。

Bot開発

いわゆる自動売買ですね。昔、開発・運用をしていた時期もあったのですが、定期的なメンテナンスや手法の開発負荷が大きく断念したまま。今年もここへパワーを割く余力はなさそうです。仕方ないので他を優先します。

まとめ

うん。記事を書くほどでもないくらいです。まぁ思考の整理のための記事なのでご勘弁を。結局の所王道をやることで負ける可能性を減らす方法をとることにします。

さて、今更ですが「仮想通貨botter Advent Calendar 2022」でも読みますかね。

Bankera Loans (バンクエラローン) サービスの発表! (仮想通貨担保ローン)

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Bankeraのローンサービス

【Update】 2019/7/21 Bankeraよりローンサービスの開始日がアナウンスされたことを追記しました

はじめに

皆さん、こんにちは。今日は久しぶりに仮想通貨に関連したニュースです。

以前、以下の記事でBankera(バンクエラ)の紹介を少しですがしました。

www.good-investor.onhydech.com

そのBankeraが、新サービスとして仮想通貨ローンのサービスを今年第三四半期に開始するというアナウンスがありました。



Bankera Loans に関して

まずは、Bankeraのロードマップに関して

実は、 Bankeraの公式Twitterアカウントから以下のようなアナウンスがありました。近いうちにビッグニュースがありますよ!と。

そして、そのニュースがこの仮想通貨担保型のローンサービスのニュースでした。

とはいえ、まったくの新規ニュースかというとそうではありません。元々Bankeraがロードマップとして公開している内容にローンサービスも含まれていたからです。

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Bankeraのロードマップ

bankera.com

2019年の前半に「銀行ライセンスを取得し、ローンサービス、預金サービスを可能とする」という部分です。

ちなみに、Bankeraは既に銀行のライセンスを有しています。これは公式HPにも記載されています。この部分に関してももっと評価されて良いと思うんですけどね。

Does Bankera have a bank license?


Yes, we are cooperating with a company holding a narrow banking license so that we could provide core banking services. It was stated from the beginning that Bankera would either be delivered through the founding team's own license or through partnerships. Obtaining a separate permit for services, which we already have a license for within our ecosystem, would only be a waste of time and resources. We believe that our resources could be better employed in the development of our other services.
https://bankera.com/#/faq/ecosystem

このように、当初示したロードマップに従って仕事をしっかり進めている印象です。

仮想通貨というと正直まだまだ詐欺や怪しいサービスが多い印象ですが、2017年の仮想通貨バブルを経て着実に進めているプロジェクトも幾つか見て取れます。

Bankera Loansの内容

それでは、肝心なBankera Loansの内容に関してみていきましょう。

もう簡単に言ってしまえば、自分の持っている仮想通貨を担保に入れることで現金を借りることができるサービスです。公式ブログからの紹介文を以下に記載しておきます。

暗号資産担保ローンとは何か?


暗号資産担保ローンは、借り手が自身の暗号資産を担保にして、法定通貨や暗号資産ので融資を受け取ることを可能にする代替種類の資金調達方法です。借り手の暗号資産は担保とみなされますが、ローン完済時に返金されます。


暗号資産担保ローンはまた、お客様に素早い資金調達をも可能にいたします。従来の銀行にはお客様の信用力と貸付履歴に関する厳格な規則があり、ローンの承認には数週間かかることがございますが、暗号資産担保ローンは、各融資を暗号資産で支援するシステムを元に“信託“を確立し、ほぼ瞬時に暗号資産担保ローンが実行されます。
https://blog.bankera.com/ja/2019/06/06/bankera-loans%E3%81%AEweb%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E5%85%AC%E9%96%8B/

上記を読むに、このローンサービスのメリットは素早い融資の実行でしょうか。

通常、銀行ローンを組むには審査、承認というプロセスを経る必要があります。通常時間がかかると思いますが、このローンサービスでは仮想通貨を担保に抑えて即時貸付を行うという形になるように見えますね。利息も顧客の仮想通貨ウォレットから自動で引き落とされる仕組みのようです。

しかも、ローン可能額が最大で1,000,000ユーロとの記載があります。すごい額ですね、、さすがあれだけの資金を集めたICOなだけあります。

一方で、個人向けなどの小口融資も対応してくれるようで、最小ローン実行単位は100ユーロからとのことで個人でも利用できそうです。

仮想通貨ローンの需要

そして、この仮想通貨ローンって需要あるのだろうか!?というのが大切なポイントだと思います。

特に、公式サイトにある以下の Loan to Value(ローン・トゥー・バリュー)に関してです。

これは仮想通貨100万円分を担保に最大50万円の現金を融資するという意味かと思います。このローンにどこまでの需要があるのかという部分です。

Bankera Loansでは、25〜50%のLTVをご提供します。
https://blog.bankera.com/ja/2019/06/06/bankera-loans%E3%81%AEweb%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E5%85%AC%E9%96%8B/

ですが、どうやら結構需要があるみたいです。

例えば、以下の BlockFi のサービス。5.32BTCを担保に約110万円を借りることが可能とのことです。そして、昨年から売上高が10倍に増えているとのことで、この手のサービスは確かな需要があるようです。

jp.cointelegraph.com

ここまでくれば、あとはサービスの質や金利での勝負になりそうですね。

BNKトークンホルダーへのメリット

はい、BNKトークンを持っている方からしてみたらここが大切ですかね(笑)。

BNKトークンを利用すると、ローン金利が1.5%低くなるようです。よって、BNKトークンを取得してからローンを組むのが金利的にはお得になります。これがBNKトークンの需要を押し上げる1つの可能性になります。

また、BAKトークンを保持していると、Bankera、SpectroCoinの収益の一部が分配されます。ローンの収益も分配対象になるというところもBNKの価値を高めるポイントになると思います。

(2019/7/21 追記)Bankeraからサービス開始日のアナウンスあり。

さて、ついにBankeraからサービス開始日時のアナウンスがありました。Twitter上でアナウンスがされています。日本時間では7/22(月)中に開始されると思います。

あわせて、サイトURLはこちらです。すでにサイトはオープンされておりアクセス可能です。(ローンサービス利用はまだ)

f:id:hydech:20200315164510p:plain
Bankeraローンサイトがオープン

f:id:hydech:20190721222852p:plain
Bankeraローンサイトより

loans.bankera.com

まとめ

はい。以上Bankeraの新サービスである Bankera Loans の紹介でした。ローンチしたら触ってみようと思います。

loans.bankera.com

Bankeraの関連サービス

SpectroCoin: Bankeraの仮想通貨ウォレットサービス

spectrocoin.com

最近、仮想通貨界隈への監視の目が強くなっているなと感じた話

はじめに

皆さんこんにちは。さてさて、最近Twitterとかで情報収集をしているとよく目に留まるニュースがあります。それは、「仮想通貨関連企業への監視」に関するものです。

法規制が整っていないために詐欺や、意図的な値段の上げ下げなど仮想通貨界隈ではまだまだ後を絶ちません。ただ、昔を思い出せばFX(外国為替証拠金取引)も始まりは似た状況だったかと思います。次第に規制や法整備がされることで、安心な取引が可能となり業界の健全な発展に繋がるはずです。そう考えると、今回の話は決して悪い話ではありません。やっとこのような段階に仮想通貨も入ってきたのかと感じるところでもあります。(個人的にはですが)

ニュース①:マルタのブロックチェーンや仮想通貨関連企業 銀行口座開設に苦労

きっかけになった記事はこちらです。マルタに籍を置くブロックチェーン関連企業が銀行口座の開設に苦労しているというニュースが、2019/3/1にマルタタイムズ紙から出たとのことです。

jp.cointelegraph.com

記事の元となったマルタタイムズ紙の記事はこちらです。

www.timesofmalta.com


ポイントは以下の文言に集約されています。

ブロックチェーンの関連企業への口座開設を行う銀行はあるが、仮想通貨の関連企業には開設しない。

仮想通貨界隈の状況を見れば、銀行がリスク回避を考えるのは当然かもしれません。アングラマネーの換金に利用されることも現状多いでしょう。ブロックチェーンの技術を利用して、新しいイノベーションを生みだそうとしているまっとうな企業もある中で、アングラな仮想通貨界隈の企業も後が絶えないということかと思います。

とはいえ、2018年初はマルタは仮想通貨先進国だという記事、声も挙がっていましたよね。バイナンスが移転したという話もそうでしたし、最近日本でもニュースで騒がれていましたが、青汁王子がマルタへの移住を行おうとしていました。

当時と変わり、このようなニュースが増えた理由はこちらの国際通貨基金(IMF)の提言でしょう。

jp.cointelegraph.com

上記記事で述べられているのは、簡単に言えばマネーロンダリング防止、テロ資金供与対策の監視を強くしろ、しっかり管理しろというものです。まぁ、、仮想通貨関連企業が目を付けられるのはそうでしょう。アングラマネーを扱いやすいのはその通りかと思います。

マルタ金融サービス局(MFSA)がマネーロンダリング防止(AML)とテロ資金供与対策(CFT)の監督業務の強化を求め、早急に対応するよう提言した。
マルタタイムズ紙より

ニュース②:米国の仮想通貨企業 銀行口座開設してもらえない

2019/3/4に同じようなニュースがコインテレグラムにも掲載されました。同様に米国でも大手の銀行が仮想通貨関連企業へのサービスを避けているというものです。

米国の仮想通貨企業 銀行口座開設してもらえない?銀行側は依然厳しい姿勢 | Cointelegraph

記事の元となったBloombergの記事はこちら

ニュース③:インドではまだ揉めています

インド政府は2018年に仮想通貨を禁止とする法令を出しています。インドの金融機関は仮想通貨関連企業との取引を停止する、インドを拠点とする取引所の活動を停止することになっていました。一方、猛反発がでているのも事実で、現在は最高裁まで行きついたとのことです。

coinpost.jp

元ネタの記事はこちらです。

coincrunch.in

まとめ

ということで、ここ最近になって仮想通貨に関する企業に対して厳しいニュースが見て取れます。ただ、どの記事でもそれとなく記載があるのですが、「仮想通貨に対する適切な規制・監督を行う必要がある」という認識を多くが持っていることです。一方的に禁止にすることなく、どのように健全な発展をしていけるかという議論が今後活発になると思われます。

そうなると、より一層の発展が望めるようになるかもしれませんね。そうなればいいなと思っています。

MUFGのイノベーションハブのHPが面白かった。懐かしのBankeraなどブロックチェーンのニュースも記載あり。

はじめに

皆さんこんにちは。とあるチャットで知ったのですが、三菱UFJフィナンシャルグループのあるサイトが興味深かったのでご紹介です。サイトの名は、「MUFG Innovation Hub(MUFG イノベーションハブ)」というワクワク感あふれる名前です(笑)。

f:id:hydech:20190303181201p:plain

MUFG Innovation Hub(MUFG イノベーションハブ)

innovation.mufg.jp

このイノベーションハブというサイトですが、目的は以下と公式サイトに記載されています。

「MUFG Innovation Hub」は、先端テクノロジーの情報発信、またMUFGのフィンテック導入等に関する情報発信を行うことを目的とした、新しい形のイノベーションメディアです。
わたしたちが求めるものは、既存の概念にとらわれない「叡智」です。道具や仕組みは揃っています。手法や戦略もさまざまなオプションもあります。しかし、それらをどう使いこなすか、そしてそこからどうやって新しい価値を生み出すか。そこが、いま、わたしたちが直面している課題といえるでしょう。
革新的なアイデアは、あらゆる情報の「編集」から生まれます。その「編集」はあらゆるバックグラウンドをもった人々のアイデアによって刺激と影響を受けながら、思ってもみなかったような技術革新をもたらしています。
そこで、当ウェブサイトでは、以下のようなサービスを展開し、みなさまの「叡智」を結集し、オープンイノベーションをさらに加速させる「場」を提供することで、金融テクノロジーの発展に寄与していきたいと考えています。

  • 最先端のテクノロジー情報をいち早く入手し公開
  • ビジネスパートナーシップを目的とした企業情報の登録

MUFG Innovation Hub 公式サイトより

ふむ、日本の金融機関は非常にお堅いところですが新しい取り組みを進めているのがわかりますね。上記より大きく2つの目的があるようで、まずは最新の情報を発信するためのメディアとして運営。その中で、新しいビジネスチャンスを創出するための情報をゲットして新しい企業との連携を狙っていくというものでしょうか。

トピックスとしては以下の内容を扱っているようです。サイト上にカテゴリとして用意されている項目たちです。

  • フィンテック
  • ブロックチェーン
  • ロボット・人口知能
  • IoT
  • 先端技術
  • APIs
  • MUFG

広い(笑)。。金融を中心にしつつも幅広いコンテンツを扱っていくようですね。「先端技術」というカテゴリを用意されるとなんでもいけるわけですが。。

MUFGは自身のグループの情報を発信するページですね。

懐かしのBankeraの記事が

ちょうどこのサイトを知ったきっかけがこちらの記事でした。

innovation.mufg.jp

懐かしいですよね? 2017年から2018年に非常に大規模の金額を集めたICOを実施した仮想通貨プロジェクトですね。「ブロックチェーンのための銀行を実現する」を目標として運営しているプロジェクトですが、「ブロックチェーン」というカテゴリではなく、「フィンテック」というカテゴリでサイトに掲載されているのが印象的です。ブロックチェーンを利用した様々な銀行サービスの提供を目的としているということでフィンテックの方が適しているとなったのかなと思っています。(勝手ながら)

内容としてはBankeraのことが好意的に書かれていました。FINTECH100に選出されたこと、これからサービスを提供していくためのライセンスを取得し規律に従う形で計画的に動いていることが書かれていました。今後どうなるかはわかりませんが、私も少しBankeraのトークンを持っていますから温かく見守ります。

まとめ

はい、本日は新しいメディアサイトを見つけたという話でした。色々と情報が多くてキャッチアップが大変ですが面白い時代ですね!

BitMEXの利用を始める際に参考にしたサイト集

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はじめに

皆さん、こんにちは。

今回は、非常にメジャーな仮想通貨取引所であるBitMEXの利用を考えている方々向けの記事です。

www.bitmex.com

また、本ページは自分のためのメモとしても残しています。

というのも、BitMexは独自の用語や仕組みが結構あります。取引時の単位もBitFlyerとかとは違いますので、私もそうでしたが初心者の方、初めて利用する方は結構戸惑うのかなと思います。

ということで、BitMEXを利用し始めた際に参考にしたサイト集です。本ページは日々追記していきます。(2019/06/09 Update)



シストレBot作成のため BitMEX の API (CCXT) を扱うときによく見るサイト集

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はじめに

今回は、BitMEXのAPIを利用する際によく参照するサイトをまとめたいと思います。

仮想通貨界隈では2018年頃?からでしょうか、Botを利用したシステムトレードが人気がありますよね。

Botのような自動売買システムを構築する際には、利用する取引所への注文や、取り消し、ポジション情報や口座情報の参照などをプログラムから行う必要があります。そのような際に取引所が用意している仕組みである、APIを利用してプログラムを作成します。

このプログラム作成時に色々と参考にすることサイトが多くあるので、有用なサイトをまとめておこうと思います。



システムトレードBot作成のため BitMEX を利用するときに参考にするサイト集

BitMEXのアカウント開設に関して

BitMEXはBitFlyerと異なり注文や決済ごとに手数料が必要となります。そしてこの手数料が損益に大きな影響を及ぼします。

緩和策として、BitMEXの場合は紹介サイトから口座を開設すると半年間取引手数料が10%割引される特典があります。興味がある場合は利用してみてください。バカにならないですからね。。手数料は。

www.bitmex.com

BitMEXを利用する際にチェックしておくと良い項目

BitMEXは独特の仕組みを持っていたりしますので、取引を開始する前に事前によく確認をしましょう。手数料としては注文時以外にも、Funding手数料というものが発生しますので要注意です。

BitMEXの手数料の仕組みを学ぶ

簡単にまとめると、成行注文は0.075%、指値注文は-0.025%となります。

BitMEX(ビットメックス)の手数料はいくら?手数料を安くする裏技も紹介! | CoinOtaku(コインオタク)

また、Funding手数料というものもあります。こちらは買い・売りのポジションを持っている際に発生する手数料です。イメージとしては、レバレッジ取引のために資金を借りてきている分の利息と思っていただければ良いかと思います。

日本時間では、1日3回、5時・13時・21時の8時間ごとに徴収されますので、このタイミングでポジションを有している方は手数料を確認しておいた方が良いかと思います。短期トレードを狙ったBOTであれば実質考慮不要で良いとは思います。

また、手数料は買い・売りのバランスに応じて常に変化します。手数料の値がプラスの時は、買いポジションの場合は手数料を払う必要があり、売りポジションの場合は手数料をもらうことが可能です。手数料がマイナスの際は逆になります。

手数料をもらうこともできるため、この手数料を上手に稼ぐような方もいるかと思います。

BitMEXのAPIについて学ぶ

BitMEXのAPIを利用してシステムトレードBOTを作成する際によく参照するサイト一覧です。

BitMEX API Explorer

こちらはBitMEXの公式サイトですね。基本的な仕様はこちらを参考にすることになります。

ただ、少し見ていただくと非常に色々なAPIがあり項目も沢山あります。一言でいうと、ちょっと面倒だったりもします。(仕組みを知るのは必要ですけどね)

そんな方には、この記事に記載しているCCXTというライブラリを利用して頂くのが良いかと思います。というか、基本使う前提で良いと思います。

CCXT(Crypto Currency eXchange Trading Library)について学ぶ

CCXTとは、「Crypto Currency eXchange Trading Library」の略称で、文字通りライブラリです。

GitHub - ccxt/ccxt: A JavaScript / Python / PHP cryptocurrency trading API with support for more than 120 bitcoin/altcoin exchanges

このライブラリは、世界中にある様々な取引所のAPIを統一的なインターフェースで扱うことを可能にしてくれる優れものです。

例えば、BitMEXとBitFlyerはそれぞれの取引所が自身のAPIを有していますが、その仕様は当然違います。この場合は、システムトレード用のプログラムを取引所ごとに作成することになるわけです。ですが、取引所ごとにプログラムを作成するのは大変ですよね。コアとなる売買システムが同じなのに、取引所に関する処理の部分を個別に書き換える必要があるわけです。

この取引所ごとに仕様が異なるAPIの差を吸収し、統一的なインターフェースでプログラムを書くことができるライブラリがCCXTです。このライブラリを利用すれば、違う取引所でもほぼ同じコードを利用することができます。素晴らしいです。

とはいえ、中には細かい仕様が異なることで結局その取引所のAPIを使う必要があったりすることもまぁまぁあります。

BitMEXでシステムトレードをする際の注意ポイント

このあたりは実装をしてみて初めて気がつく注意ポイントとなります。

CCXTを利用して BitMEX のOHLCVデータを取得する際の注意点

[ccxt]BitMEXでのfetch_ohlcvの使い方と注意点|Nagi|note

BitMexのOHLCVデータを取得する際に未確定足が含まれてる問題などの仕様部分に関して細かく記載してくれています。。パラメータで"partial"というのがあるのですが、"False"にしても問題が発生するので注意する必要があります。

CCXTのサンプルコードとして(良く利用する関数のまとめ)

Python 3 / BitMEX の BOT を作ろう CCXT + BOT サンプルコード 〈基礎編〉|ミラーマン|note

CCXTのサンプルコードとして、よく利用される関数群がまとめられています。

トレーリングストップの発注方法

whyimoeat.blogspot.com

トレーリングストップの発注方法に関して。

まとめ

はい、今回はBitMEXのAPIを利用してシステムトレードBotを作成する際に参考にするサイト集でした。

「仮想通貨で勝つすごい指針」を読了

はじめに

皆さんこんにちは。久しぶりの書籍紹介です。今回ですが、仮想通貨界隈で有名な指針さんの書籍「仮想通貨で勝つすごい指針」が発売されたということで早速読んでみました。

著者のTwitterアカウントはこちらですね。
twitter.com

そして発売された書籍はこちらです。

書籍の内容

目次

書籍の目次は以下のようになっています。

  • 序章:超ハイクラス層だけが知っている「給料の壁」を超える方法
  • 指針1:仮想通貨はファンダメンタルとテクニカルで稼げ!
  • 指針2:ファンダメンタル分析でブレない投資をする!
  • 指針3:テクニカル分析を制するものは仮想通貨を制する
  • 指針4:指針オリジナル仮想通貨「ロードマップ」好評
  • 指針5:「億り人」の資産管理
  • おまけ:著者の保有銘柄大公開

書籍を通して感じたことは非常に初心者向けの書籍になっているということです。投資を長くやられている方にとっては知っている内容も多いかと思いますが、仮想通貨で初めて投資(投機?)の世界に入った人も多いでしょう。そう考えると書籍のターゲットとしては間違っていないと思いますし、非常にわかりやすい内容と感じます。

以降で各章(指針)別に簡単に内容と感想を述べていきます。

序章:超ハイクラス層だけが知っている「給料の壁」を超える方法

これは少しでも投資を考えていた人、実施していた人はご存知かと思います。給与収入では一定以上の資産を気付くことはできません。今のままサラリーマンを続けて貯金だけでいくら貯まるか考えてみればわかるかと思います。その壁を超えるためには投資が必要という話ですね。

このあたりは投資をはじめる必要があると考える第一歩かなと思います。初心者の方は読んでおくと良いでしょう。

指針1~指針3:テクニカル分析とファンダメンタル分析

この章が書籍のメイントピックになります。仮想通貨を行う上でファンダメンタル分析とテクニカル分析両方の必要性を説いています。この部分は、仮想通貨に限らず投資全般に言えることかと思います。投資において時間軸を考えるのは非常に大事です。数年を考える長期投資なのか、数か月を考える中期か、数日の短期間の投資なのか。これにより考えるべき事柄が変わります。(人によっては、短期間は数分から数時間という人もいると思います。)

ファンダメンタルはその業界の動向や、銘柄の展望やニュースといった材料をもとに将来の値段を予想していきます。よって、比較的長期的な目線に立ちますね。一方、テクニカル分析はチャートの動きから次の値動きを予想していきます。比較的短期よりの売買での指標に利用されることになります。ファンダメンタル分析で大まかな流れを把握して、細かい値動きをテクニカル分析で見ていくというのが一般的です。

書籍でも上記のような部分を中心に触れており、2つの手法を利用して仮想通貨の投資を進める指針を述べています。特に、仮想通貨特有の考慮すべき点が述べられているのも本書の特徴です。

また、本章では仮想通貨の情報収集術が紹介されています。ウォッチしておくべきニュースサイトや、フォローするべき業界内のTwitterアカウントなどが紹介されていますので、参考にしてみるのは良いかと思います。

あと、この章で良いなと思う内容として「対象銘柄のターゲット市場の大きさと、投資銘柄の時価総額を考える」という部分があります。著者はとある通貨を売却する際にこの考え方を利用したようです。要は、投資している銘柄の時価総額(価格 x 発行枚数)が、その銘柄が利用される市場規模と比較してどうなっているか、という話です。例えば、明らかに使い道が無いケースや利用できる規模が小さいのにもかかわらず、時価総額が大きくなった場合は"高すぎる"という判断ができるわけです。

基本的な考えですが、値ごろ感やなんとなくで売買している方も結構いるかと思いますので、この手の考え方を学ぶにはいい機会かなと思いました。

指針4:指針オリジナル仮想通貨「ロードマップ」好評

この章は、指針さんが考える今後の仮想通貨市場に関しての展望が述べられています。この章も書籍のメイントピックでしょう。

指針さんは、ドットコムバブルのその後の世界をイメージしているみたいですね。私も同感です。ドットコムバブルでは全てのIT企業の株価が上がりました。仮想通貨では2017年の年末にすべての仮想通貨が値上がりしたというのと同義です。その後、ドットコムバブルは弾けましたが、GoogleやAmazonなど真の価値を持つ企業はバブルを超えて成長していきました。仮想通貨でも同じように選別の時期に入るであろうということです。

そして、その流れがくるための条件も書籍では語られていました。

指針5:「億り人」の資産管理

今後、どのような考えで仮想通貨に投資をして、銘柄を保有していくかという考え方が記載されています。今までの書籍の流れ、知見を総合しての考えがまとめられていました。

おまけ:著者の保有銘柄大公開

最後に袋とじで、指針さんの保有銘柄が紹介されていました。折角ですので興味ある方は書籍を見てみてください。私の保有銘柄もありました(笑)。

まとめ

というわけで、今回は書籍の紹介でした。仮想通貨から投資を始めた初心者の方、仮想通貨の最近の動向や状況を踏まえて今後の展望を知りたい方にお勧めできる書籍かと思います。

ETP?ETF? 仮想通貨ETPであるHODL5に関して

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仮想通貨への投資環境が整いつつある!?

2018/11/18 23:28 追記

目論見書のP11に、現物(資料上はDigital Asset e.g. BTC)を取得しカストディアン(資産を保護・保管するための機関)へ送付するフローの記載がありました。HODL5に現物担保があるか今一度確認したく思います。

はじめに

皆さん、こんにちは。今日は仮想通貨界隈が非常に賑やかですね。私も朝起きて驚きました。それは以下のニュースによるものです。

こちらはスイスの取引所において、世界初の仮想通貨ベースのETFが来週(2018年11月19週)上場されるというタイトルのニュースです。結論としては、ETFではないように思えます。(上記サイトリンクのヘッドラインはETFですが、本文ではETPと記載されており、統一もされていません。)ですが、このようなニュースは仮想通貨界隈にとっては良い事ではないでしょうか。盛り上がりますしね。

ということで少し調べてみました。

上場される商品:Amun Crypto Basket Index (HODL5)

本商品は、Amun社により提供されるものです。商品の内容ですが、ビットコイン(Bitcoin, BTC)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash, BCH)、イーサリアム(Ethereum, ETH)、ライトコイン(Litecoin, LTC)、リップル(Ripple, XRP)を含めたものです。

商品内の各通貨の割合ですが、BTC:49%、XRP:25%、ETH:18%、BCH:5%、LTC:3% となります。BTCを中心にメジャーな通貨が含まれているのが分かります。

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ニュースサイト coinpostよりAmun社の商品説明資料

上記商品の上場先は、スイスの"SIX Exchange"という取引所です。

上場先のSIX Exchangeに関して

スイス、チューリッヒに本社を置く大手証券取引会社で、正式名は"SIX Swiss Exchange"です。マーケットキャップは約1.6兆スイスフラン(180兆円)です。日本でいう東京証券取引所ですね。欧州では4番目に位置する規模です。

SIXは仮想通貨関連に非常に積極的ですね。今までも、Coinshares社の商品やGrayscale社の商品を上場しています。

xbtprovider.com

grayscale.co

少なからずスイスの証券取引所への上場ですから、スイスの金融当局が仮想通貨ETPに関して許可を出したということです。一方で従来から仮想通貨関連銘柄を上場しており、審査レベルが緩いという話もあるのかもしれません。(このあたりまではすみませんが、調べられていません。)

そもそもETFとかETPって何?

さて、実はここが気になる方も多いのではないでしょうか。BTCはずっとETFの実現に向けて動いているのは、皆様ご存知の通りかと思います。

それを、Amun社が追い抜かしたのか?と思われるかもしれませんね。ですが、まったくの別ものです。

ETP(Exchange Traded Product、上場投資商品)

ETPは、Exchange Traded Product(上場投資商品)の略称で、証券取引所で取引される様々な金融商品を指します。

ETPは皆さんが良く聞くであろう、ETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、ETC(コモディティ上場投資信託)といった製品の総称です。そしてETPは、TOPIXや日経平均のような株価指数、金・銀のようなコモディティ商品の価格に連動することを目的とした商品です。

ETFとETNの違いは?

ETFはそのETF商品を構成する銘柄の株式を裏付け資産として保有します。一方で、ETNは裏付けとなる資産を保有しません。そのため、発行体となる金融機関が元となる商品との連動性を保証することになります。

ちなみに、ETNは、"上場投資証券"の他に”指数連動証券”とも呼ばれています。現物資産を保有せず裏付けはしないが、価格が構成される銘柄に連動することが保証されています。今回のAmun社のHODL5はこれに該当すると思われます。

価格の裏付け方法に関して

ETFは裏付け資産として現物を保有すると記載しました。その方法が、現物裏付け型です。これは簡単に言うと、ETFを購入するとその分の現物資産が発行元で確保されます。そのため、発行元が破たんしても裏付け資産として現物を保存していますので資産は保護されます。

当然ですよね? 我々はETFを買っていますが、その裏で発行元がしっかりと現物での資産を保管しているわけですから。

というわけで、現物で裏付けされたETP = ETF です。

もう一つの価格の裏付け方法がリンク債型です。実はこれがETNになります。直接現物を保有するのではなく、現物の価格に連動するように設計された有価証券(価格連動目的発行有価証券、通称”リンク債")への投資を行うというイメージになります。現物の資産との裏付けがありませんので、万が一の際(現物価格とリンク債の価格が乖離した場合)は、破たんする可能性もあります。その際には現物裏付けがありませんから、資産も保護されません。

故に、資産保全という意味であれば現物裏付け型のETFが手堅いです。

ちなみに、これを仮想通貨ベースで実現しようとしているのがBTCのETFなわけですが、他にもADKという仮想通貨プロジェクトもETF化に向けて動いています。大変興味深く私もウォッチしております。


まとめ

本日は、ETPのニュースで少し仮想通貨界隈が賑やかでしたね。このように界隈が賑やかになるのは良いことだと思います。

私としましては、じっくりと現物裏付け型のETFが出るのを待つとしましょう。これも遠くない未来に起きるかもしれませんしね。

NISAの非課税期間終了を迎える時の対応にご注意を。(ロールオーバーに関して)

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NISAを利用して有意義な投資を

はじめに

皆さん、こんにちは。今年もあっという間に年末です。ということで、この時期そろそろ気になる人もいるかと思うネタです。

そのネタというのが、そうNISAです。特に2014年からNISA枠で投資をしている方は、NISAの非課税期間である5年が今年2018年に終了することになります。その際にどのような対応をする必要があるかに関してです。

そもそも、NISAの非課税期間とは?

これは言葉通りですが、非課税期間 = 税金が掛からない期間 となります。

NISAで投資を行うと、その5年間は投資した銘柄から得られる配当金に税金が掛かりません。また、当然売却する際にも利益に対して税金が掛かることはありません。

よって2014年に投資をして利益が出ている方は2018年中に利益確定をすると税金が掛からないということですので、2018年中の売却は一つの選択肢になるかと思います。

ちなみに2014年の1月に投資を開始しても、2014年の12月に投資を開始しても2018年12月で非課税期間は終了します。配当金がある銘柄では、早めに投資をした方がお得かもしれませんね。

ロールオーバーという手法

ここまでで非課税期間中に売却すれば税金が掛からないということまで説明しました。

しかし、まだ売却したくないという方もいるかと思います。その人向けには、「ロールオーバー」という方法が利用できます。

これは、翌年度のNISA枠を利用して再び5年間の非課税期間を得ることです。これにより10年間の非課税期間を得ることができます。長期で投資したい方はこの方法がいいかもしれませんね。

一方で、この「ロールオーバー」という方法は、翌年のNISA枠を利用してしまいます。そのため、新規でNISA枠で買いたい銘柄がある場合は注意をしましょう。

尚、「ロールオーバー」は手続きが必要です。ご自身が利用している証券会社のサイトからできるはずですので忘れずに実施してください。

では、「ロールオーバー」の手続きをしない場合はどうなるのでしょうか? これは、通常の課税される口座に振り替えられます。以降はほかの銘柄と同様に課税対象ですね。

注意が必要!! 非課税期間終了後の基準価格

ここまで非課税期間終了時の対応に関して記載しましたが、注意するべき点をここから説明していきます。下手をすると損しているのに税金を払うということになります。

ケース①:100万円で購入、非課税期間終了時の評価額120万円。

この場合は、非課税期間後の基準価格が120万円からスタートできます。

その後、140万円で売却した場合は20万円の利益に税金が掛かります。これはお得ですよね!

ケース②:100万円で購入、非課税期間終了時の評価額80万円。(問題あり)

この場合は、非課税期間後の基準価格が80万円からスタートです。

ここで、90万に戻ったところで売却した場合も、10万円分の利益が出たと考えて税金が掛かります

ここがNISAにおける大きな問題点です。利益が出ている場合は良いのですが、マイナス時に非課税期間を終了すると不利な状況になります。

これを防ぐ具体的な方法はありません。1つの案としては「ロールオーバー」を利用して非課税期間を延長することです。これにより、5年後に銘柄の価格が回復していることを願うというかたちです。

まとめ

はい。以上がNISAの非課税期間が終了されるときに考えなければいけないことです。評価額がマイナスの時は注意が必要になるのが分かるかと思います。

利益がでている間に通常口座に戻すのもありですし、配当金狙いの人は「ロールオーバー」を選択するのも選択肢として良い方法かと思います。

私は、高配当の米国株へ投資していますので「ロールオーバー」を予定しています。各自、自分の投資スタイルに合わせて考えてみてください。

【書評】仮想通貨トレード法人の設立と節税を読了。

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はじめに

皆さんこんにちは。今回はとある書籍を読んだ感想とそのご紹介です。その書籍とは、「仮想通貨トレード法人の設立と節税
個人投資家のための起業 A to Z」というものです。

法人設立に関する書籍は多々見受けられますが、仮想通貨に限定した書籍というところが珍しいと思い読んでみました。

著者に関して

内容に入る前に、著者に関して簡単にまとめておきます。

この書籍は2名の方により執筆されています。それぞれ公認会計士と税理士を職業にしておりその道のプロの方ですね。面白いなと思ったのが税理士の方は、元々の出身がシステムエンジニアのようです。エンジニアの業界から会計・税理士業界への転身とのことで興味深いですね。

余談ですが、エンジニアは対象システムが担う業務の内容を分かっていないとシステムの構築や維持管理ができません。証券系や金融系のシステムを担当されていたエンジニアであれば、知識としてある程度は有していたということかもしれませんね。

私見ではありますが、今後、IT x "何か" というのは非常に重要な要素だと思います。エンジニアとしてのスキルに加えて、プラスαの能力がある人は特に強いだろうなと思っています。

書籍「仮想通貨トレード法人の設立と節税」

話が少しそれましたが、本題に入っていきましょう(笑)。目次は以下のようになっています。

簡単に各章の内容を説明していこうかと思います。

  • 第1章 仮想通貨トレードと個人投資家
  • 第2章 法人化のメリットとデメリット
  • 第3章 仮想通貨トレード法人をつくろう
  • 第4章 仮想通貨トレード法人の基本的運営
  • 第5章 役員報酬の決め方
  • 第6章 法人の税務会計処理
  • 第7章 仮想通貨トレード法人で節税しよう

第1章

第1章では、我々が日々関わっている税金と控除に関して簡単にまとめられています。その後、仮想通貨取引で生じる利益をパターン別に記載しています。

確かに仮想通貨で利益を上げるパターンというのは、他の投資商品と異なる部分がありますね。購入・売却はもちろんですが、マイニングであったり、分裂などは仮想通貨特有かと思います。このあたりが簡単にまとめられています。

第2章

第2章では、法人化のメリット・デメリットがまとめられています。
まずは、ここを知りたいという方が多いのではないでしょうか。当然、法人化によって良いことばかりではありません。法人化することで法律的な手続きのほか、法人を維持するための日々のランニングコストもかかります。本章を読むことで、どの段階になったら法人化を検討するべきかの判断指標の参考にしましょう。

第3章

第3章は実際に法人を作成する際の注意点や流れに触れています。

法人というと株式会社を皆さん思い浮かべるかと思いますが、法人にも様々な種類があるいます。著者は、こと仮想通貨のトレードを目的としているなら「合同会社」で十分と述べています。詳細は書籍をお取りいただきたいですが、このように法人化にあたっての具体的なアドバイスや進め方を知ることができます。

第4-7章

第4章以降をひとまとめにしていますが、第4章以降は法人設立後の運営方法や、節税方法が記載されています。この章だけで、法人の運営ができるようにはならないと思いますが、考慮するべきポイントはまとめられている印象です。実際に法人化をする段階では、別途専門の書籍も参考にするべきでしょう。

まとめ

以上、書籍の簡単な紹介でした。読書後に思ったのは、やはり仮想通貨と法人化という組み合わせの本が少ないので、非常に稀有な存在だなと思いました。まだ法人化に向けての知識がなく、調べてみようという段階の人の初めの1歩に最適かなと思います。この本をスタートとして、より専門的かつ実務的な書籍に移っていくという流れになるかと思います。

それでは。

関連記事

他の書籍に関する記事はこちら。

www.good-investor.onhydech.com

セキュリティは大事。ADK WalletをLinux(Ubuntu)で使ってみた。

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仮想通貨の管理は厳重に

はじめに

皆さん、こんにちは。突然ですが、仮想通貨の保管方法は大丈夫ですか? 取引所に多額の資金を保存していませんか? ウイルスに感染したPCを利用していませんか?

ということで、今回は仮想通貨関連だとおなじみであるWalletに関してです。

Walletの管理は大事

私は、資金保管用のWalletは専用の端末で管理しています。日々利用する用のアドレスとは分けてもいます。

仮想通貨界隈では取引所のハッキングにはじまり、セフルGOXも後を絶えません。いつWalletの鍵を盗まれるかわかりませんし、一度盗まれて別のアドレスに送金されたら、取り戻せないのは皆さんも色々なニュースや事例でご存知の通りかと思います。

というわけで、大金を扱うWalletの取り扱いには注意を払っている次第です。

ADK(Aidos Kuneen)のWalletをLinuxで利用しよう!

今回は私もホルダーであり応援しているADK(Aidos Kuneen)のWalletをLinux端末で利用してみることにしました。

なお、ADKは現在Step2.への移行準備が進められています。Step2.がリリースされた際はまた別のWalletアプリへ移行していくことになります。

Aidos Kuneen – Hades helmet of invisibility

PC環境に関して

因みにWallet用の端末にはLinuxを利用しています。これは、月並みですがWindowsと比較してウイルスに狙われることが少ないこと、エンジニアである私としては細部の動きまで追うことが可能なことが理由です。(Windowsはブラックボックスな要素が強くて、、)

Linuxにも様々な種類がありますが、PC環境としてはUbuntu(ver18.04)を利用しています。これは、近年非常に活発に開発が続いている点と、デスクトップパソコンとして利用しやすいということから選択しています。

人によっては、RedHatやCentOSの方が馴染みがあるという人もいるかもしれません。この部分は、多少なりとも個人の趣向でしょう。逆に、PC初心者はWindowsやMacほどこなれていないため扱いずらいかもしれません。(ごめん。。)

Walletアプリのダウンロード

今回あつかうADKですが、Walletは、Windows、Mac、Linuxそれぞれに対応しています。Linux版は、ソースコードの他にrpm、deb版も配信されており簡単にインストールが可能です。rpm、debはWindowsでいうインストーラです。

ダウンロードは以下のサイトから可能です。現状は、Ver. 1.2.7 が最新ですね。Ubuntuの方は、「Aidos_1.2.7_amd64.deb」をダウンロードしてインストールしてください。

Releases · AidosKuneen/aidos-wallet · GitHub

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Walletアプリの起動時

インストールしたあとは、ターミナル(端末)を起動します。Ubuntu 18.04だと、左下の四角いアイコンをクリックして表示された検索ボックスに"terminal"と入力すればヒットするかと思います。

f:id:hydech:20181104015705p:plainf:id:hydech:20181104015717p:plain

ターミナル上から「aidos」というコマンドで実行しましょう。たぶんモジュールが足りない(canberra-gtk-module)というエラーがでます。

$ aidos 
Gtk-Message: 00:31:30.383: Failed to load module "canberra-gtk-module"
Error reading settings:
Settings file does not exist.
Register aidos as a default protocol

ということで、追加でモジュールをインストールしましょう。この後は普通に利用できるはずです。

$ sudo apt-get install libcanberra-gtk-module
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
以下の追加パッケージがインストールされます:
  libcanberra-gtk0
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libcanberra-gtk-module libcanberra-gtk0

はい!来ましたね。これでLinuxからも利用できますね。仮想通貨の種類によってはソースコードからのコンパイルとか必要なものもありますが、インストールパッケージがあるので簡単に利用可能ですね。

f:id:hydech:20181104015907p:plain

最後に

今回、ADKのWalletをLinuxで利用する流れを記載しました。

一方で、現在ADKはstep2の開発が大詰めを迎えています。これにより、多くの機能追加が実現され、Walletも刷新される予定です。そのため、今後Walletアプリを変える必要があるかと思います。こちらを最後に付け加えておきます。

CoinMarketCapからヒストリカルデータを取得して価格を可視化

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皆さん、こんにちは。8、9月と私の会社員人生で最もタフな期間が終わりました。。(そんな会社員人生長くないけど。。。)

8、9月も色々とこの界隈は動きがあったかと思いますが、自分としてはあまり動くことができなくて残念でした。。

いくつかは今後に向けての仕込みはいれましたが、調査不足も露呈しましたし、また出遅れ・反応遅れもありました。早期に動くのが大事な世界ですからね。。

さて、11月になりましたがビットコイン強いですね。メジャー通貨がここまで強いとアルトホルダーは辛いです。

ここまでメジャー通貨が強いとなると、もう暗号通貨も主要通貨を対象としたインデックス投資がいいのではと思ってきました。

そんなこともあり、時価総額上位銘柄の過去データを分析してみたいと思います。

第一回目の今回は、データ習得まで実施。CoinMarketCapさんのAPIを利用して上位銘柄のデータを集めることができました。

今後、もう少し色々見ていきます。以下にコードと結果を格納しておきます。

github.com