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なんとか準富裕層へ到達。長期目線では高配当米国株式を中心に積立中、中短期ではシストレの売買で資産を積み上げ、長期投資の原資を増やす作戦。仮想通貨もウォッチ中。経済的自由を達成する道半ばを楽しみながら投資に取り組んでいます。ブログ記事は興味があるもの多数につき多岐にわたります。

ETP?ETF? 仮想通貨ETPであるHODL5に関して

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仮想通貨への投資環境が整いつつある!?

2018/11/18 23:28 追記

目論見書のP11に、現物(資料上はDigital Asset e.g. BTC)を取得しカストディアン(資産を保護・保管するための機関)へ送付するフローの記載がありました。HODL5に現物担保があるか今一度確認したく思います。

はじめに

皆さん、こんにちは。今日は仮想通貨界隈が非常に賑やかですね。私も朝起きて驚きました。それは以下のニュースによるものです。

こちらはスイスの取引所において、世界初の仮想通貨ベースのETFが来週(2018年11月19週)上場されるというタイトルのニュースです。結論としては、ETFではないように思えます。(上記サイトリンクのヘッドラインはETFですが、本文ではETPと記載されており、統一もされていません。)ですが、このようなニュースは仮想通貨界隈にとっては良い事ではないでしょうか。盛り上がりますしね。

ということで少し調べてみました。

上場される商品:Amun Crypto Basket Index (HODL5)

本商品は、Amun社により提供されるものです。商品の内容ですが、ビットコイン(Bitcoin, BTC)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash, BCH)、イーサリアム(Ethereum, ETH)、ライトコイン(Litecoin, LTC)、リップル(Ripple, XRP)を含めたものです。

商品内の各通貨の割合ですが、BTC:49%、XRP:25%、ETH:18%、BCH:5%、LTC:3% となります。BTCを中心にメジャーな通貨が含まれているのが分かります。

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ニュースサイト coinpostよりAmun社の商品説明資料

上記商品の上場先は、スイスの"SIX Exchange"という取引所です。

上場先のSIX Exchangeに関して

スイス、チューリッヒに本社を置く大手証券取引会社で、正式名は"SIX Swiss Exchange"です。マーケットキャップは約1.6兆スイスフラン(180兆円)です。日本でいう東京証券取引所ですね。欧州では4番目に位置する規模です。

SIXは仮想通貨関連に非常に積極的ですね。今までも、Coinshares社の商品やGrayscale社の商品を上場しています。

xbtprovider.com

grayscale.co

少なからずスイスの証券取引所への上場ですから、スイスの金融当局が仮想通貨ETPに関して許可を出したということです。一方で従来から仮想通貨関連銘柄を上場しており、審査レベルが緩いという話もあるのかもしれません。(このあたりまではすみませんが、調べられていません。)

そもそもETFとかETPって何?

さて、実はここが気になる方も多いのではないでしょうか。BTCはずっとETFの実現に向けて動いているのは、皆様ご存知の通りかと思います。

それを、Amun社が追い抜かしたのか?と思われるかもしれませんね。ですが、まったくの別ものです。

ETP(Exchange Traded Product、上場投資商品)

ETPは、Exchange Traded Product(上場投資商品)の略称で、証券取引所で取引される様々な金融商品を指します。

ETPは皆さんが良く聞くであろう、ETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、ETC(コモディティ上場投資信託)といった製品の総称です。そしてETPは、TOPIXや日経平均のような株価指数、金・銀のようなコモディティ商品の価格に連動することを目的とした商品です。

ETFとETNの違いは?

ETFはそのETF商品を構成する銘柄の株式を裏付け資産として保有します。一方で、ETNは裏付けとなる資産を保有しません。そのため、発行体となる金融機関が元となる商品との連動性を保証することになります。

ちなみに、ETNは、"上場投資証券"の他に”指数連動証券”とも呼ばれています。現物資産を保有せず裏付けはしないが、価格が構成される銘柄に連動することが保証されています。今回のAmun社のHODL5はこれに該当すると思われます。

価格の裏付け方法に関して

ETFは裏付け資産として現物を保有すると記載しました。その方法が、現物裏付け型です。これは簡単に言うと、ETFを購入するとその分の現物資産が発行元で確保されます。そのため、発行元が破たんしても裏付け資産として現物を保存していますので資産は保護されます。

当然ですよね? 我々はETFを買っていますが、その裏で発行元がしっかりと現物での資産を保管しているわけですから。

というわけで、現物で裏付けされたETP = ETF です。

もう一つの価格の裏付け方法がリンク債型です。実はこれがETNになります。直接現物を保有するのではなく、現物の価格に連動するように設計された有価証券(価格連動目的発行有価証券、通称”リンク債")への投資を行うというイメージになります。現物の資産との裏付けがありませんので、万が一の際(現物価格とリンク債の価格が乖離した場合)は、破たんする可能性もあります。その際には現物裏付けがありませんから、資産も保護されません。

故に、資産保全という意味であれば現物裏付け型のETFが手堅いです。

ちなみに、これを仮想通貨ベースで実現しようとしているのがBTCのETFなわけですが、他にもADKという仮想通貨プロジェクトもETF化に向けて動いています。大変興味深く私もウォッチしております。


まとめ

本日は、ETPのニュースで少し仮想通貨界隈が賑やかでしたね。このように界隈が賑やかになるのは良いことだと思います。

私としましては、じっくりと現物裏付け型のETFが出るのを待つとしましょう。これも遠くない未来に起きるかもしれませんしね。