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確定拠出年金の5つのメリットとは!?

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皆さん、確定拠出年金ってやっていますか?

企業で用意されている方もいるかもしれませんし、個人で取り組んでいる方、利用していない方もいるかと思います。

私は勤めている企業が用意していたので利用しているのですが、色々と調べるとかなり有利な仕組みだとわかります。

今回は確定拠出年金制度に関して少しまとめておきます。

現在の年金制度

現在、日本の年金制度には「公的年金」と「私的年金」があります。

  • 公的年金・・・国内に住所を持つすべての人に加入が義務づけられている。自営業は「国民年金」、民間の会社員や公務員の方は「厚生年金」にも加入する。
  • 私的年金・・・企業年金や、個人年金。

多くのサラリーマンの方は、「厚生年金」に加えて「企業年金」に加入していることが一般的です。

今回取り扱うのはサラリーマンの方でいえば「企業年金」の部分です。企業年金の仕組みとして確定拠出年金が導入されていればこれにあたります。自営業の方や勤め先に企業年金がない方は個人型の確定拠出年金制度がありますので、こちらを利用できます。いわゆる「iDeCo」と呼ばれるものです。

確定拠出年金の仕組み

そもそも「確定拠出年金」とはどのような仕組みでしょうか?

「確定」・「拠出」というのがヒントですが、毎月一定の金額を「拠出」することが決まった年金制度のことを言います。年金積立のために、一定金額を毎月積み立て(拠出)するわけです。

最終的に年金として受け取れる金額は、拠出した金額+運用益 により変わります。つまり、給付される(もらえる)年金の額はその時になるまで確定されません。(勿論、日々の運用状況は確認できるため目途は把握できます)。

以上から、加入者自らが一定の金額を拠出して積み立てて・運用する年金制度になります。極めて、会社等から独立した運営の年金となります。

確定拠出年金のメリット

メリット①:節税になる

確定拠出年金では毎月決まった金額を掛け金として拠出することになるわけですが、この掛け金が全額非課税となります。つまり投資(年金構築のための原資)分の所得を圧縮することができることになります。

毎月の拠出額は人により変わりますが、自営業の方であれば毎月6万8000円、年間で80万円を拠出できます。100万近く所得を減らせますので、大きく課税対象を削減できます。これ、結構大きいですよね。

メリット②:運用中の利益が非課税になる

もう一つ税金に関するメリットがあります。それが運用期間中に得た利益が全額非課税となる点です。通常株式投資への税金は20%ですが、この税金分が非課税になるわけです。

年金としての運用ですから積み立て期間が40年近くになるわけです。そうなると運用元本が1,000万円を超えることもあるわけです。この運用益の税金が無くなるのは大きいですよね?

ちなみにこの「運用期間中の利益が非課税」というのは非常に大きな利点です。例えば、NISAなどは一度売却すると非課税枠が戻ってきません。その時点で再度投資した際の利益は課税対象になるか、新たにNISAの枠を利用することになるわけです。

一方で、確定拠出年金ではスイッチングという商品を変更することが自由にでき、その際に税金は一切かかりません。シーンに合わせて何度も商品を変えることができるわけです。(まぁあまり私は変えませんけど)

メリット③:年金給付時の税金控除

こちらはあまり皆さん知らないかなと思います。だって、まだ貰うの先だし

この部分は今回は割愛して別でまとめようと思います。キーワードとしては、「公的年金控除」と「退職所得控除」がポイントになるかと思います。総じて利点がある、不利にならない、という点は覚えていただけると良いかと思います。

メリット④:転職で不利になりにくい

確定拠出年金での大きな利点の1つが転職時に不利にならない点かと思っています。転職した際にも、確定拠出年金の積み立て金を持ち運ぶことができるからです。

従来の企業年金は、その企業に属しているのが前提でした。退職すると脱退する必要があり、不利になるケースが多かったわけです。昨今の終身雇用制度の廃止や転職する人の増加にはマッチしていない制度でした。

一方、確定拠出年金の積み立て金は基本的に自分で持ち運ぶことができるのが良い点です。(その反面、自分で運用方針を決めたり、管理が必要です。ですが、我々からしたらその方が好都合なわけですよ)

メリット⑤:将来の年金額が企業の都合に左右されない

皆さん、JAL破綻時の以下のニュースを覚えていますか?業績悪化・破綻により年金が削減されたニュースです。

現役で5割、OBで3割の大幅カットは日本の企業年金史上で最大規模の減額となった。
JAL年金問題の一部始終--OB団体陥落の舞台裏 | 企業戦略 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

このように企業に依存した年金はこのような可能性が付いて回りますが、確定拠出年金は自分にて運用しますのでこのような影響は受けません。

勿論、自分で運用する以上損する可能性もある部分は自己責任となります。

まとめ

今回は、確定拠出年金の5つのメリットを振り返りました。

そもそも確定拠出年金が利用できるのか?含め一度確認してみることをおススメします。

恩恵を受けるのは何十年後という話かもしれませんが、節税面に関しては今からでも対象の恩恵を受けることができますしね。