昨年の年末の記事だったのですが、私がお世話になっているファンドの信託報酬率引き下げのニュースが出ていました。
銘柄は、野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIというものです。いわゆる海外インデックスファンドで、確定拠出年金向けの商品も用意されています。引き下げ前は年0.14%(税込年0.154%)でしたが、年0.093%(税込年0.1023%)に変更とのことです。
MSCI-KOKUSAIとは
まず、MSCIとは「モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル」社の略称です。同社が提供する指数です。そのうちの1つが、MSCIコクサイ・インデックス(MSCI-KOKUSAI)と呼ばれる指数になります。
MSCI-KOKUSAIは、先進国の株式市場に上場する銘柄で構成される指数であり、特徴としては日本株が含まれないという点です。日本人の多くは日経企業に勤めていることが多いでしょうし、既に日本企業(日本株)にベットしている人が多いかと思いますので、その観点から日本株を除いた先進国に投資するという際に利用できる指数になります。
MSCI-KOKUSAIは、日本を除く22カ国の銘柄で構成されています。あるあるですがほぼアメリカ〜。
代表的なMSCI-KOKUSAIに連動する商品は、eMAXIS Slim先進国株式インデックス
皆さんが知るファンドで、MSCI-KOKUSAIに連動する商品の代表は「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」ですかね。こちらの信託報酬も年0.093%(税込年0.1023%)ですので、野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIはeMAXIS Slimに並んだということですね。
ちなみに私は野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIを企業型の確定拠出年金の運用で利用しています。普通に投資するのであれば、eMAXIS Slim先進国株式インデックスの方がメジャーだと思いますが、企業型ですと商品ラインナップに制約がありますからね。
直近の確定拠出年金の運用状況は以下の通りです。