グドイベ!投資や資産形成を中心にライフハックを目指すブログ

グドイベ!(Good Investor!Good Event!)なんとか準富裕層へ到達。長期目線では米国株式を中心にインデックスを積立中、中短期ではシストレの売買で資産を積み上げ、長期投資の原資を増やす作戦。仮想通貨もウォッチ中。経済的自由を達成する道半ばを楽しみながら投資に取り組んでいます。ブログ記事は興味があるもの多数につき多岐にわたります。

【米国株】利回り5%越え iシェアーズ米国優先株式ETF

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米国株式への投資

はじめに

皆さん、こんにちは。先日私が保有している米国株ETFで分配金が振り込まれました。折角ですので私が保有している銘柄を少しづつご紹介していこうと思います。

初回の本日は、「iシェアーズ米国優先株式ETF」という銘柄です。ティッカーシンボルは「PFF」です。

キャピタルゲインではなく、インカムゲイン(配当)を重視した銘柄です。2018年10月31日時点の配当利回りは、5.26%です。

「iシェアーズ米国優先株式ETF」通称、PFFとは

PFFはブラックロック社から提供されている銘柄なのですが、本銘柄の目的は、"米国の優先株式で構成される指数と同等の投資成果をあげること" となっています。

優先株って何?

そうなると優先株ってどんな株なの? となりますよね。優先株の定義を記載すると細かくなりますが、今回の趣旨としては"議決権がない・剰余金の配当を受けられる株式"という意味と捉えましょう。

通常株を保有すると株主総会での決議に参加でき、票を入れることで企業活動への意見を述べる権利が得られます。一方で、優先株(今回の意味では、議決権がない株式)は、議決権を放棄する代わりに配当金が多くもらえる権利(剰余金の配当)を得ます。

企業からすると、株式を保有してくれて、企業活動に口出ししない株主は有難い存在ですよね? そういう意図があります。

投資リターンの実績は?

では、PFFの実績を見てみましょう。

www.blackrock.com

以下は、ブラックロック社のサイトからキャプチャした価格の推移です。

過去10年間分になりますが、ほとんど価格の変動がないのが分かります。これが優先株式の魅力です。安定した株価の元長期に渡って高利回りの配当収入を狙うのが目的となります。

また、PFFは毎月配当が得られます。人により感じ方があるかもしれませんが、毎月収益を実感できるのも良い点かもしれません。

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上記グラフを見ると、2008年に大きく下落し回復しているのがわかります。皆さんお察しの通りリーマンショックの影響ですね。

債券ではなくあくまで株式です。そのため、このような暴落期には価格は下落しますので注意してください。とはいえ、すぐに回復しており非常に安定しているのが魅力な銘柄です。

基礎数値

もう少し細かい商品の情報を見ていきましょう。以下は、ブラックロック社サイトから取得した情報です。

1.5兆円規模の商品となります。300程度の企業の株式が組み込まれ分散されています。取引高も高く良いですね。商品を選定する際には取引高(流動性)も意識しましょう。売りたい時に売れないようでは、投資から撤退ができませんからね。

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組み入れ銘柄

ETFですので、複数の企業の株式を組み合わせた商品です。折角ですので構成比率の高い銘柄を確認しましょう。

2018年11月8日時点の組み入れ上位10個の銘柄がこちらです。どうでしょうか?金融セグメントが多いと感じますよね。この辺りも米国経済・株式市場が打撃を受けた際には価格がある程度変動すると思う理由です。

ティッカー 銘柄名 業種 保有比率(%)
BDX BECTON DICKINSON AND COMPANY ヘルスケア 2.20
ALLY GMAC CAPITAL TRUST I 金融 2.05
BACR BARCLAYS BANK PLC 金融 1.95
C CITIGROUP CAPITAL XIII 金融 1.77
BLKFDS BLK CSH FND TREASURY SL AGENCY キャッシュ等 1.36
SRE SEMPRA ENERGY 公益事業 1.30
WFC WELLS FARGO DEPOSITARY SHARES CO 金融 1.22
C CITIGROUP DEPOSITORY INC 金融 1.19
PNC PNC FINANCIAL SERVICES GROUP INC ( 金融 1.15
HSBC HSBC HOLDINGS PLC 金融 1.08

ちょっと試算してみましょう

では、毎月配当金がもらえるPFFで、どの程度の分配金が得られるのかを試算してみましょう。(この計算をしている時が一番楽しいという。。)

例えば、100万円を投資場合を考えましょう。

2018年11月9日の価格が 36.10 USドル。ドル円が 113.8 円です。また分配金単価(1PFFあたりの配当金額)が 0.156 USドル。この数値を利用します。

PFF 購入可能数 = 36.1 / (100万円 / 113.8 ) = 243 枚
1PFFあたりの配当金額が0.156USドルのため、243 x 0.156 = 37.9 USドル

以上より、毎月4,300円程度の配当が得られます。悪くないですね。

逆に言えば、毎月1万円程度の配当が欲しいのであれば230万程度の投資、10万程度の配当が欲しいのであれば2300万の投資が必要となります。

※上記計算に20%の税金が含まれていないのはご容赦ください。

まとめ

以上が「iシェアーズ米国優先株式ETF」(ティッカー PFF)のご紹介でした。

インカムゲイン狙いの方にはお勧めできる銘柄かと思います。私も末永く愛用させていただこうかと思っています。