はじめに
皆さん、こんにちは。今回はある書籍の紹介です。
この本ですが、是非、是非、これから投資を始める方、社会人になろうとしている方に読んでいただきたいです。私としては本当にお勧めしたい本です。
どのような本かというと、「バビロンの大富豪 繁栄と富と幸福はいかにして築かれるのか」というタイトルの本です。
なんかいきなり古代都市の名前である”バビロン”とか記載があって怪しいと思うかもしれません(笑)。しかし、書いていることは非常にまっとうなものであり、現代にも通じる内容となっています。
これから分かることは、今も昔も豊になるための基本的な原理原則は変わりがないということだと思います。
投資可能な商品や環境は時代により変われども、基本的な考え方は同一ということですね。その知恵・知識を学んでいきましょう。
本書籍に関して
本書籍の原作は、1926年に「THE RICHEST MAN IN BABYLON」というタイトルで海外で発表されたものです。なんと100年前に出版されています。
徐々にその優位性や評判が広がり日本語書籍として発表される形になったというところです。日本版は2008年の出版です。
このように長年にわたって指示されてきたということで、不変的な考えを得ることができる素晴らしい書籍です。
書籍「バビロンの大富豪 繁栄と富と幸福はいかにして築かれるのか」の内容
では、本題に入っていきましょう。
目次は以下のようになっています。
- プロローグ こんなに働いているのに、どうしてお金が貯まらないのだろう
- 第1話 財産を築くには不滅の「原則」があった
- 第2話 富をもたらす黄金の「七つの知恵」とは
- 第3話 「幸運の女神」がほほ笑む人間とは
- 第4話 金貨の袋か、「知恵の言葉」が刻まれた粘土板か
- 第5話 自ら稼いだ資金の運用は、こうして決める
- 第6話 「強固な城跡」は、人々を恐怖や不安から守ってくれる
- 第7話 奴隷に成り下がっても、「人間としての誇り」を忘れなかった男
- 第8話 「バビロンの知恵」は現代にも通用するのか
- 第9話 幸福 - それは「労働の喜び」を知ること
なんか少し怪しい感じもしますね(笑)。この書籍では、古代最も繁栄されたとといわれるバビロンの都市の人々の物語を展開しながら、どうやって豊かになっていくのかを解説しています。
バビロンで最も裕福となった男が、自身の成功の秘訣を語っていくという感じになります。
本ブログでは、最初の2話まで少し触れようかと思います。
プロローグ
バビロンで職人として働いている男の悩みから本書が始まります。
凄腕の職人で真面目に一生懸命に働いている。しかし、特別お金に余裕があるわけではなく、それはなぜなのかと悩んでいたのです。この悩みは現代でもそうですよね? 真面目にサラリーマンをしていれば、普通に生活できるかもしれません。ですが、別に特別豊かになれるかといわれると No かと思います。
そこで、旧友でありバビロンで最も裕福になった男にその秘訣を聞きに行くというところから始まります。
第1話・第2話をピックアップしてご紹介
本2話が重要な章です。この後の章は、この章で述べている内容の詳細であったり補足事項の説明を行う構成になります。今回はこの部分の紹介をします。
この書籍で紹介されている7つの知恵とは以下になります。
- 第一の知恵 財布を太らせることから始めよう
- 財布に十枚のコインを入れたなら、使うのは九枚まで。常に1割は貯蓄にあてる。
- 第二の知恵 自分の欲求と必要経費とを混同するべからず
- 本当に必要な経費と、自身の欲求からくる物欲を区別する。しっかり予算管理を行うこと。
- 第三の知恵 貯めた資金は寝かさずに増やすべし
- 貯めた金には働いていもらう。貯蓄しているだけでは増えてはいかない。
- 第四の知恵 損失という災難から貴重な財産を死守すべき
- しっかりと元金を確保する。まずは守るのが大事。
- 第五の知恵 自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ
- 第六の知恵 将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取りかかるべし
- 老後に必要な資金と、家族を守るために必要な資金を計算して、それに向かって資金準備を行う。
- 第七の知恵 明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし
上記をみてどう思いますかね。本書ではこうすれば儲けられるとか具体的な方法を紹介するものではありません。不変的に富を得るための考え方が書かれています。
これをみていや"そうだろ"と思っている方はすでにその資質がある方かと。ただ、そう思った人でも第3話を読んで頂きたいですね。頭で理解してもそれを実行できているかというところが気になります。
よくよく考えるとびっくりする真新しいことは言っていないと思っています。ですが、出来ている人は非常に少ないのかなと思うところです。
まとめ
以上、書籍の簡単な紹介でした。
投資というとすぐに設ける方法や手法を探す人が多いと思いますが、地に足のついた手法や考え方を学ぶのが大事だと思います。まずは先人達の知恵を学ぶのは良い方法かと思いますけどね。