今回の年末年始はステイホーム中のためブログの執筆が捗りますね(笑)一方で、昨今の電力価格の高騰のニュースで家にいるとますます電気代が高くなってしまう状況です。折角なのでこの機会に電気代の変化を見てみようかと思います。
新電力が続々と燃料費調整単価の上限を撤廃
この記事を読んでいる人はご存知の方が多いとは思いますが、昨今のインフレ(原料価格上昇)の影響を受けて新電力の各社が燃料費調整単価の上限撤廃を発表しています。
燃料費調整額とは、電気料金の算出項目の1つです。「燃料費調整制度」と呼ばれる制度にもとづいて、電気代へ自動的に加算されたり減額されたりする費用となります。こうした状況に対応するために定められたのが、「燃料費調整制度」です。火力燃料価格に変動があった場合、燃料費調整額を増減させることで電気料金へ反映し、消費者と電力会社の両方が安定的に電気を扱うための仕組みです。
https://mon-ja.net/221206-01_change-of-electricity-contract/
特に東京電力など従来から存在する電力会社(旧一般電気事業者)は上限を定めたまま(規制ルールに基づいて上限が定められているため)ですが、電力自由化に伴い参入した新電力会社は耐えることができずに上限撤廃を発表している状況です。
私は現在ENEOSでんきを契約して利用していますが、ENEOSでんきからも2022年11月から燃料費調整単価の上限を撤廃するという通知が来ていました。どの程度変わるかはサイトで説明してくれていますが折角なので実際にどの程度変わったかを載せておきます。
2022年11月1日からの変更点について教えてください。 | よくあるご質問
2022年10月と11月の電気料金比較(エネオスでんき)
以下が直近2ヶ月の電気料金になります。11月からは燃料費調整単価の上限が撤廃されています。
項目 | 2022年10月 | 2022年11月 |
---|---|---|
基本料金(円) | 1,144 | 1,144 |
従量料金(円) | 4,765 | 5,035 |
にねん とく²割(円) | -43 | -45 |
キャンペーン割(円) | -572 | -572 |
燃料費調整額(円) | 1,113 | 2717 |
再生可能エネルギー発電促進賦課金(円) | 748 | 786 |
請求金額(円) | 7,155 | 9,066 |
使用量(kWh) | 217 | 228 |
注目すべき点は、使用量に関してはそれほど増えていないのにも関わらず、請求金額が2,000円ほど増えていることですね。その原因が、燃料費調整単価になります。(表中赤字部分)
10月の燃料費調整単価は、5.13円/kWhでしたが、11月は11.92円/kWhと2倍になった影響です。事前に通知があったわけですが同じ使用量で2,000円も請求が増えるのは中々ですね。
まとめ
以上、実際に新電力の利用料金がどうなるかでした。ちなみに、普通に東京電力等に移れば燃料費調整単価の上限がありますので、もう少し安くなるのかなとは思っています。とはいえ、東京電力を始めとした旧一般電気事業者も上限の撤廃を求めている?というニュースも出ていたこともあり今後はどうなのでしょうね。
対策として政府は電気料金の値引きを行う負担緩和策を今年実施するとのことで期待ですかね。