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なんとか準富裕層へ到達。長期目線では高配当米国株式を中心に積立中、中短期ではシストレの売買で資産を積み上げ、長期投資の原資を増やす作戦。仮想通貨もウォッチ中。経済的自由を達成する道半ばを楽しみながら投資に取り組んでいます。ブログ記事は興味があるもの多数につき多岐にわたります。

原油ETFの価格が安いけれど、コンタンゴにより減価もするから注意しましょう

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原油ETFが安値だけど。。。

さてさて、ここ最近の原油価格がとんでもないことになっています。そんな割安な原油ですが、だからといって手軽に飛びつくと痛い目を見ることがあるのでまとめておきます。

ちなみに、このあたりの影響は私が保有するエネルギーセクター銘柄にももちろん影響を与えております。それらの記事はこちらです。今回は直接原油に投資する場合の話です。

原油ETFやCFDの原資産は原油先物ですよ?

原油ETFや、原油CFDは基本的に原資産がWTI先物となっているかと思います。

先物ということで決済期限があります。指定された決済期限までに決済される必要があるもので、決済期限が変わると同じ商品でも価格が変わります。

この辺りの仕組みはこちらの記事に詳しく記載していますが、原油先物価格の特性上より決済期限が長い商品の方が価格が高くなります。これは保有コストがより必要になる(保存期間が長い)ためです。

ためしに、それぞれの限月の価格をみてみると以下のようになっています。順当に決済期限が長い商品の方が価格が高くなっていますね。この価格構成を頭に入れておく必要があります。

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原油先物価格
軽質スイート原油(WTI)先物――CMEグループ

で、ETFなどはこの原油先物価格を原資産として指標にしている商品です。一方で先物価格には決済期限がありますが、ETFにはありませんね。 そのためETFを運営する会社は決済期限が切れる商品をより決済期限が長い商品に買い替えるというオペレーションを行います。(これをロールオーバーといいます)

さて、原油先物価格に戻りましょう。原油先物価格は決済期限が長い商品の方が価格が高いですね。つまり、買い替えを行うとより高い商品に換える必要があるわけです。これにより追加の買い替えコストを支払う関係上ETFの価格が下げっていくわけです。

このように、「直近の決済期限をもつ商品の価格」より「決済期限が先の商品の価格」が高い場合をコンタンゴと呼び、この状況が続くとその商品は次第に価格が下落していきます。(減価といいます)

で、今原油を購入するべきなのか?

少なくとも気軽に、安いから今買っておけば上がるはず! という考え程度であればやめておくのが無難かなという印象です。

コロナウイルスにより世界の経済が停滞しており、いつ経済活動が回復するかまだ見えていない状況です。そのような状況下で、いずれは原油は上がるだろうという考えで買いポジションを持っておくのは中々つらい戦いになる可能性が高いと思っています。勿論未来のことは分かりませんが、基本的に減価するという特性がありますから原油価格が大きく変わらないのであれば価格は下がる一方です。

まとめ

ということで以前の記事を引用して原油ETFの価格の仕組みに関して再度おさらいしました。この手の内容はちょっと複雑なのでついつい忘れがちですが、コモディティをトレードするなら重要だと思います。