はじめに
今日は、Gizaginの記事で興味深い記事を見つけたので取り上げてみます。
内容としては、海外でも近年流行っている(?)FIREムーブメントの記事です。貧しい生まれながら約1億円を貯め、31歳にして引退生活を始めるに至ったというエピソードです。
Fire ムーブメントとは!?
FIRE ( Financial Independence, Retire Early ) ムーブメントは、 経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルを啓蒙するムーブメントである。
FIREを達成するための方法は、収入増や支出減を模索しながら、 意図的に貯蓄率を最大化することである。 その目的は、(FIRE達成後の)生涯の支出を賄うのに十分な不労所得を得ることだ。 FIREムーブメントの支持者は、(退職後の資産の取り崩しに関して)4%ルールを提案しており、推定年間生活費の少なくとも25倍の貯蓄目標を設定している。 経済的独立を達成すると、労働所得は付属的となり、標準的な定年よりも数十年早く退職が可能になる。
早期引退(アーリーリタイア)に向けた戦略とは
記事の中では、どのようにして早期引退(アーリーリタイア)に至る戦略を練ったかが記載されています。私個人として、ポイントとなる部分を抜粋すると以下となるかなと思います。
- 将来的に稼げる金額を想定して大学の専攻や就職する業界を選ぶ
- 投資をする
- 節約を徹底する
- 資産形成に理解のある方と結婚する
- 明確な目標を持つ
将来的に稼げる金額を想定して大学の専攻や就職する業界を選ぶ
この人の凄いところは大学の専攻を選ぶ際に以下の点を考慮していることです。
「将来的な稼ぎに対する学費の割合がもっともいい大学のコースは?」という考えに基づきコンピューターエンジニアになる道を選んだ。
億万長者になって31歳でリタイアする方法 - GIGAZINE
幼少期に貧しい経験をしたことにより上記の考えに至ったとのこと。私も就職活動の際には、自身の興味がある分野の中で、人材としての価値を高められ、高収入を得られる企業はどこかを考えて採用活動を進めたのでよくわかります。
資産を築くためには、まずは手にできる資金を最大化する必要があります。その1つが収入の最大化というのはもっともな話です。特に、選んだ業界や職種により得られる収入に大きな違いがあります。正直、個人の能力以上に大きなファクターだと思います。このような稼げる業種・職種を選ぶというのは重要な要素だと思います。
投資をする
収入を最大化する努力だけで億万長者になれるでしょうか。これは非常に厳しいと思います。
数千万を稼げるようになる方であれば可能でしょうが、一般的には非常に稀かつ、その段階に至るまでに時間を要します。
そこで収益をより高めるために、最大化して得られた収入から一部を投資に充てることで資産を増やす必要があります。
以前、貯蓄だけでは資産形成に限界がある旨を記載した記事があります。参考にしてみてください。
www.good-investor.onhydech.com
節約を徹底する
これも非常に大事な要素です。
手元に残るお金は以下の計算式で算出できますよね?
手元に残るお金 = 収入 - 支出
もう当たり前の話ですが、収入を増やすことにのみ執着する人が多いです。(気持ちはすごくわかりますが。。)
一方で、出ていくお金(支出)を減らすことができれば確実に手元に残るお金が増えます。収入を増やすのは非常に大変ですが、支出を減らすのは比較的簡単です。まず、投資などと異なり不確定要素がありませんからね。
そのため、まずは節約を徹底するのが大事ですね。節約の重要性を書いた記事もありますので参考にしてみてください。
www.good-investor.onhydech.com
資産形成に理解のある方と結婚する
これは今回の記事を読んで強く思いました。
私はまだ独身ですので実体験等はありませんが、人生のパートナーとお金の価値観が同じである必要性は非常に高いと思います。
奥さんがお金を無尽蔵に利用する、家計の管理に協力的でないのは致命的です。節約どころの騒ぎではありませんからね。
明確な目標を持つ
投資・資産形成にあたり目標を持つのは非常に大切です。
記事にもありますが、海外の Fire ムーブメントでは以下のルールが目安としてあるようです。
FIRE ムーブメントには「4%ルール」というものがあります。これは、年間支出額の25倍にしたものを引退に必要な資金と定義するもの。2人の年間支出額は4万カナダドル(約300万円)だったため25倍すると100万カナダドルになります。
億万長者になって31歳でリタイアする方法 - GIGAZINE
年間支出が、400万円の方は1億円ということになりますね。
この指標は私の目標と実は一致しています。私の年間支出はここ数年400万円程度です。収入は毎年増えていますが、支出は増やさずに投資に充てる金額を増やしていることになります。
そして、わたしの目標も1億円が最初のゴールと考えています。これは、株式の成長率や分配金利回りを考慮して4%程度を目安にしているためです。
このように明確な目標と、それに対しての進捗率を把握するのは非常に重要なことです。まぁこれは投資や資産形成以外のすべてに当てはまりますけどね。
最後に、覚えておきたい言葉を記事から抜粋
以上が記事の内容から思ったこと、ポイントと感じたことです。
言うは易しだと思います。すぐに達成できるものではないからこそ、今から少しずつ始める必要があると思います。
最後に、記事から2つの言葉を抜粋しておきます。
なぜ資産形成が必要なのかというところに対して、私も同意見です。
「もしあなたのお金がつきても、政府は何もしてくれない。セーフティーネットは存在しない」
億万長者になって31歳でリタイアする方法 - GIGAZINE
お金に関して真剣に考えてみるというのが大事なことなんだと思います。
「『お金じゃない』とか『金は天下の回り物』とか『たかがお金』と言う人は、一度も貧乏を経験したことがない人です」と語り、子ども時代の経験がなければ早期引退を考えなかっただろうとしています。
億万長者になって31歳でリタイアする方法 - GIGAZINE
あと最後に1つ。アーリーリタイアが大事というわけではないと思います。人生の選択肢を持つためには余裕が必要となります。その選択肢を増やすためにもこの記事に書かれていることを参考に資産形成に取り組むべきと私はもいます。
余裕があるからこそ、仕事などで嫌なことを嫌と言える、無理しなくても良いという選択肢が生まれると思っています。