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楽天証券ETFカンファレンス2019に参加してみた感想(第1部編)

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楽天証券ETFカンファレンスの感想

さて、先週末の2019年11月9日は楽天証券のイベントに参加してきました。

イベントの名前は「楽天証券 ETFカンファレンス2019」です。

楽天証券は無料でセミナーを頻繁に開いてくれるのでいいですよね。時間がある際に勉強に利用するのに良いかと。

今回のイベントは1日みっちりと盛りだくさんでした。折角なので、少しイベントの内容をまとめておきたいと思います。

www.rakuten-sec.co.jp

なお、一部の公演を除いてYouTubeにて公開されています。気になる公演がありましたら、実際に見ていただくのが良いかと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=Oo6Jeexp_X0

プログラム 第一部

新年の投資環境とリスク要因-不確実性と向き合うETF投資戦略

楽天証券経済研究所の方から、来年に向けての投資環境に関しての話がカンファレンス1発目にありました。

話の中ではやはり、米国経済の状況と日本経済の状況を主に解説されていました。日本経済は米国経済に強く影響を受けますからね。。

トピックスとしては以下がキーワードとなります。

  • 日米市場のアノマリー(季節性)に注目
  • 米大統領選挙(オリンピックイヤー)のアノマリー
  • 2020年に向けての投資環境リスクについて
アノマリー

米国市場にはアノマリーがあり、以下の相場格言が有名ですね。

Sell in May, and go away; don't come back until St Leger day.

5月に売って、9月第2土曜日までは相場に戻ってくるな。つまり秋口から相場は上昇するというところ。現状は元気に高値更新中ですね。

そして、アノマリー?としてもう一つ重要なのは大統領選挙です。やはり来年に向けて大統領選挙が控えていますので、この話題は結構述べられていました。

基本的に大統領選挙の年に株高になるのは歴史が証明済みです。これは選挙に際して経済政策を意識するからですね。

しかし、今回はどうなるか分かりません。大統領選挙において民主党代表候補の「ウォーレン氏」。彼女が大統領になった場合は、米国経済に対して様々な変換が起きる可能性が高いですね。この辺りは下記のブログが細かく記載してくれていますので参考にしてはいかがでしょうか。

www.momiage.work

投資環境リスク

こちらは皆さんご存知のように、中国との貿易戦争のリスクに関して、欧州のBREXITに関するリスク、そして先に挙げた大統領選リスクなどが挙げられていました。

不確実性に向き合うETF戦略とは

このように、株価は世界的に高値更新を続けていますが、様々なリスク要因を抱えている状況でどのように戦略を組むかという話へ。

解としては、ETFを利用した分散投資に話が進んでいきました。話の中では、GPIFのポートフォリオを参考にした際のパフォーマンス例も表示されていました。

※GPIF・・・年金積立金管理運用独立行政法人のことです。巨額かつ重要な年金資産を運用するということで彼らのポートフォリオを参考にするのも良い指標とのこと。

Wide Moat(経済的優位性)な企業へ投資する

あと私は知らなかったのですが、Wide Moatへ投資するETFがあるようですね。

Wide Moatとは「幅広い堀」という意味で、他社が簡単に参入できない経済的優位性を持つ企業ということです。

このような強みを持つ企業へ投資が可能なETFが、「ヴァンエック・ベクトル・モーニングスター・ワイド・モートETF」です。(ティッカーコードは、MOAT)

私も後で少し調べてみようかと思っています。楽天証券で購入できそうですし。(そうじゃなきゃ紹介しないかな?)

世界の投資家が選ぶバンガードETF~ インデックス投信の父、ジョン・ボーグルとバンガードの投資哲学 ~

2つ目の公演は、皆さんがお世話になっている運用会社「バンガード」さんからでした。バンガードさんは楽天証券さんと共に商品も出していますし、人気がありますよね。

公園内容は商品の紹介というよりも、創始者であるボーグル氏の言葉を引用しながら、バンガード社が基本としている投資哲学に関する内容で非常に面白かったです。

ボーグル氏の言葉に関しては以下でまとめていますので、細かい部分はこちらをどうぞ。

昨今関心が高まるディフェンシブな投資戦略~ SPDR注目銘柄のご紹介 ~

3つ目の紹介も皆さんがお世話になる企業ですね。「ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ」さんからでした。

ディフェンシブなETFということで、キーワードとしては以下が登場しています。

  • SPDR 米国高配当株式ETF(SPY)
  • 公益事業セレクト・セクターSPDRファンド
  • 生活必需品セレクト・セクターSPDRファンド
  • 不動産セレクト・セクターSPDRファンド
  • SPDRゴールド・シェア

高配当株は配当金が安定しているため不況時も多少価格が維持されやすい傾向がありますね。また生活に間違いなく必要となるセクターに位置する企業を購入できるETFや、金のETFが紹介されました。金のETFは別のセッションでも紹介がありました。金価格が高騰しているからでしょうかね?

私は高配当株戦略をとっていますので、何回か記事にもしています。良ければ参考にどうぞ。

ETF市場の展望 ~イノベーション・フォーカスETFに注目!~

4つ目はゴールドマンサックス・アセットマネジメントさんから、ちょっと変わったETFの紹介でした。

商品のリンクを張ってしまうとこちらですね。

GS Motif ETF ゴールドマン・サックス モチーフ ETF

昨今のイノベーションを引っ張る5つのテーマに関連した企業への投資を可能にする商品です。テーマとしては以下の5つ。

  • データイノベーション
  • 金融イノベーション
  • ヘルスケアイノベーション
  • 製造イノベーション
  • 消費イノベーション

いわゆる、「テック(Tech)」とコラボしたことにより生まれる新しいイノベーションへの投資を狙う商品。話者もはっきり言っていましたが、「来年利益を出すというものではなく、5年10年先を見据えて投資をおこなうもの」とのこと。

従来のGICSによるセクターではなく、このような分類をして投資対象を選ぶのも面白い気がしますね。

ちなみに、銘柄選定にはAIなどの技術を利用しているとか。(この辺はどの程度のものかは分かりませんが)

Lion-Phillip S-REIT ETFのご紹介

第1部最後の公演は初めて聞く企業でした。どうやら、シンガポールを拠点に置く企業のようでシンガポールの不動産(S-REIT)の商品の紹介でした。

実はちょっと前からREITの勉強を始めてました。J-REITは非常に高い値段になってしまいましたが、安定的な配当は魅力的です。

資料を見る限り、S-REITの分配金利回りはJ-REITを大きく上回っていますね。初めて知りましたが、今後調べてみようと思いました。

よく見たら楽天証券のHPで特集されていました。

www.rakuten-sec.co.jp

第二部へ続く

さて、思いの外長くなりました。

(疲れたので)第二部に関しては別記事で公開しまーす。