前回の記事で、珍しく確定拠出年金に関して取り上げました。
(というか、前回の記事から大分期間が空いてしまいました。。色々と立て込んでましてた。。)
引き続き勉強をしていく中で、この1冊を読んでおけば大丈夫だろうという良い書籍を見つけたのでご紹介です。
こちらは、有名な山崎元さんの書籍になります。山崎元さんは経済評論家で、楽天証券経済研究所客員研究員の方ですね。前回参加した、楽天証券ETFカンファレンス2019にも登壇されていました。
以下の書籍は私も読んだことがあり、有名な書籍です。初心者で投資を始めたいと考えたい方にはおススメです。
そのような中、本書籍紹介の理由は以下につきます。書籍の冒頭に記載された言葉です。
確定拠出年金に関して、「これ一冊あれば、安心だ」と読者に言ってもらえるような本を書きたい。
まさに、一通りの情報を得られる良書になっていますのでここでご紹介します。
「確定拠出年金の教科書」の章立てから内容を知る
先に章立てをまとめておきます。章立てを見てイメージを知っていただければと思います。
- 1章 確定拠出年金で何がどれほど得になるのか
- 2章 なぜ今、確定拠出年金が話題なのか~政府の思惑、企業の本音~
- 3章 確定拠出年金の始め方
- 4章 確定拠出年金を「合理的」に使いこなそう
- 5章 確定拠出年金の諸手続きについて
- 6章 変化に対応する
上記のように、始め(1~2章)は「確定拠出年金」の制度の話とどの程度お得になるのかを一通り知ることができます。3、4章以降は、実際に使う場合のフェーズになっています。どのように始めるか、始める際にどのように運用するのかが焦点になります。
5章の「確定拠出年金の諸手続きについて」は、確定拠出年金のの受け取り方や、転職等で年金の移管が必要になる場合の手続きに関してです。そのため、今すぐ必要になる知識でもありませんので飛ばして読んでいただくのも良いかと思います。
個人的に読むのをお勧めしたい方
確定拠出年金の良さに関しては、ざっくりと前回の記事にまとめています。こちらを読んでいただいて興味が出たらぜひ読んでいただくことをおススメします。
個人的には以下の方は読むことをおススメしたいですね。
転職を考えている方
基本的に今の時代は転職ありきかなと思っています。そうなると企業年金などはあまりあてにできません。その点、確定拠出年金は個人に依存しているものです。転職しても自分で持っていくことができるわけです。
転職とかを考えている方は、今のうちから考えておくべきだと思います。確定拠出年金は企業型と個人型(iDeCoですね)があります。企業が確定拠出年金という形で企業年金を提供している場合もあれば、そのようなものがない場合もあります。
企業が提供していなくても、個人で実施することができますので調べてみるのがよいかと思います。(なお、積み立てNISAをしていないのであれば、先に積み立てNISAを始めるのをお勧めします。)
合理的に確定拠出年金を運用する方法を考えている人
既に取り組んでいる方も、そうでない方も、具体的にどの程度の利点があるかを改めて知りたい人には丁寧な解説がされていますからおススメです。
また、確定拠出年金は積み立てNISA以上に運用可能な商品が限定的です。そのような中、どうポートフォリオを作成していくかの指針やアドバイスが実例と共にまとめられているので非常に参考になるかと思います。
まぁ、このようなブログを既に読み漁りしている方々には不必要かもしれませんけどね。
確定拠出年金の制度は有用なので、余裕があれば取り組んでいくべき
確定拠出年金は60歳以降になるまで引き出せません。そういうリスクもあるのは事実だとは思います。
一方で、税制的に有利なのは事実ですのでぜひ検討をしてみてください。