はじめに
皆さん、こんにちは。昨日の記事では、株式会社野村総合研究所の最新版の統計調査の結果をもとに日本の富裕層の分布を見ていきました。本日の記事は、その続きになります。
前回の記事はこちら。
www.good-investor.onhydech.com
続きとなる今回の内容ですが、「親リッチ」という言葉が調査結果内で利用されていました。興味深かったのでこちらを取り上げていきます。
親リッチとは
「親リッチ」とはそのままですが、親が富裕層・超富裕層に所属している方を言います。調査資料内での正確な定義は以下と記されています。ふむふむ、要は金融資産等、何かしらの資産を保有している親を持っている方々ですね。
アンケートで、親の生活程度を「中の上以上」と回答し、親が自宅以外の不動産(国内外)、株式・債券・投信などの金融商品、高級車、美術品・骨董品、金地金・高級貴金属のいずれかを保有していると回答した20代~50代の男女。
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/1218_1
想像に難くないですが親リッチの方々は、通常の方々と比較して金融リテラシーの水準が高いと述べられています。また、情報感度も高く、FinTechサービスをはじめ新しい金融サービスを積極的に取り入れる可能性が高いとも言われています。
日本は従来からお金、金融リテラシーに関する教育が弱いと言われており、私も学校でこのようなことを学んだことはありません。自身で興味を持って調べて学ぶか、親の背中を見ながら学んでいくというのが多いのでしょう。そう考えると、この傾向は当然かと思います。
家族との関係に対する考え方の違い
もう一点述べられている項目として、「親リッチは親への信頼・依存、子供への教育投資といった点において家族の結び付きに対する意識が強い」と記載されています。
その調査結果が上記資料です。うむ、前回の記事でも資産を持つ者がさらに富んでいくと述べましたが同じような話です。富裕層・超富裕層の子供(親リッチ)が次の資本主義経済を引っ張るための知識や、資産を引き継いでいくことでしょう。
まとめ
ということで、番外編ですが前回の記事に追加して紹介してみました。うーむ、ぜひこの領域に割って入れるように頑張りたいですね(笑)。